たった一本だけの監督作『明日、君がいない』
日々生きづらい要素を見つけることに糧を見出している気もしてきました。
そんな生きづれぇ学園を舞台にした。
明日、君がいない
冒頭、生徒の誰かの自殺現場が目撃される。そして、その朝からの様子が群像劇で描かれる。
一体誰が
普段の学校生活をドキュメンタリっくに切り取った作品で、エレファントみたいだなと思おていたら、どうやら参考にして撮ったらしい。
いろいろな悩みが描かれ、おのおのの人生観などが見えてくる堅実ドラマ。
で、この映画はけっこう前のものだけど監督の作品はコレ一本だけ。どうやら、自殺してしまった友人のために撮った映画らしいです。映画が撮りたかったわけではなく、コレが作りたかっただけだと。
デビュー作で、そこそこ複雑な群像劇を完成させているのだからなかなかの手腕だし将来性も見込めたと思う。出演した役者の中にはハリウッドに進出した人もいるし、映画自体もそれなりに評価され話題にもなった。それなのに、監督はその後は一切活動していない。不思議な才能の使い方をする人もいたものだと。でも目的はこの映画一本だったということなんだろう。才能ある人の頭はわからないと言うか、才覚と言うより友人への思いがこれだけの作品を生んだということなんだろうか。
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