戦争なんてお笑い草『ジョン・レノンの 僕の戦争』

冷蔵庫にいつ買ったかわからない食品が乾物と化しているときってあるよね。

でそんな感じで、もはや何時頃入手したかもわからないDVDがあったりシます。 

『ジョン・レノンの 僕の戦争』

ジョン・レノンが脇役で出てるので、タイトルにねじ込まれてしまった、それくらいしか注目度のない感じの作品かなと。

でもリチャード・レスター監督作。どこか気の抜けたボケたおしのコメディとしてはそこそこ面白いです。

第二次世界大戦を舞台に、新兵の主人公がいろんな珍事に出くわすといった内容。

お笑い要素はゆるい感じのものが多いです。部隊のなかに何故か全身緑色のグリーンアーミーメンの格好をしたやつがいて、「顔色悪いな大丈夫か」とか言われてたりする。

登場人物が、いちいち観客に向かって皮肉っぽいこと口走ったりするけど、これはコメディ要素というより、みんながみんな内心馬鹿らしいと思って戦争に参加している感じがしてくる。

ラストシーンは、不意に感動してしまった。例によってバカバカしい場面で、ナチスの隊長が橋を爆破しようとしているところに、捕虜になった主人公が説得にくる。すると橋を買い取ったら爆破シないといいだして、値切り交渉にはいる。

聞いてるだけで悪ふざけなのだけど、オチが物悲しくてうるっときた。交渉成立して、主人公がナチ式敬礼して、相手は英軍式敬礼で返してくれる。なんだか戦場での敵味方を超えてちょっと理解できたような雰囲気があった。そして橋の爆破は防がれ、そこからイギリス軍の援軍が来て、そのナチ隊長は戦車に轢き殺されるというひどすぎるオチ。ブラックユーモアといえばそれまで。だけど、わかり合えたとおもった敵があっけなく死んでしまう、戦争映画の堅実な場面として感動してしまった。


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