子供のトラウマに最適『Return to Oz』
積み映画消化の日々。
『OZ』 です。
オズの魔法使の続編、のような、関係ないような。
原作の続編を映画化ってのが正しいみたいです。
オズの魔法使は魔法の国に行って冒険してワクワクドキドキ、教訓もありと寝物語としては完璧な昨日だと思っていたのですが
今回は、なんか夢をぶち壊すのが目的としか思えない作りです。
導入からしてひどい。
ドロシーは、オズの魔法の国での体験を周囲に話しても信じてもらえず、夢見がちな少女と見られている。そして、毎日寝ようとしても魔法の国のことばかり考えてしまって眠れない。
そこで、
電気治療のために精神病院へ。
ジャック・ニコルソンがビリビリされちゃう映画みたいになってきたよ。
そして、嵐の中病院を脱出して川に流されたと思ったら魔法の国へ。
いやー前段階の説明があれだったので、コレもなにかの妄想かと思えてきます。確かに前作も、LSD文化的に言及されることもなくはない極彩色の世界だったわけで
今回は、どっちかっていうと、彩度低めどんよりした絵作りで、幻覚というより、明確にダウナーな悪夢を見せられているかのよう。
出てくるキャラもちょっと怖いのが多いし、味方なのに、鹿のクビ(ハンティングトリフィー)が喋ってたりとどうにも悪い夢を見ているみたい。
ただし、映画として魅力的なのはむしろそこで、美術が画面の隅々まで作り込まれていて、見ていて飽きない。ストップモーションとアニマトロニクスを駆使して生き生きとクリーチャーが動いているのを観るだけで楽しい。
ぜひ、お子さんが風邪を引いたときにでも見せて上げたら一生モノの思い出となるはずです。
ソフトはレアだけど、たしかディズニープラスにあったはず。
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