説得力皆無「1日5分! 大人の発達障害を科学的に改善するビジョントレーニング」
楽に人生変わるならそれに越したことはない。 ということで、一日5分で人生変わりそうな本をセレクト。 は? なんだこれ。 著者の来歴からしてふわふわしている。 「早稲田大学を卒業後、ビジョントレーナーとして活動」 もはや何も言っていないレベルの経歴。これは身構えて読み進めなくては。 それで、肝心の内容は こっちはもっとふわふわしている。 「目の周りの外眼筋のクセや緊張によって、視機能の影響が出る。」 そりゃまあ納得できる。 「その認識のせいで、発達障害のような症状が出る」 へーそうなんだー。 空間の把握が何だとか、のたまっていはいるけど、論文や研究の例などが一切出てこない。こんな本を信じる人なんているのか。 参考文献リストさえもなく、書かれていることすべてが根拠不明。 まあそれは著者の信条なのかもしれない。 私はビジョントレーナーとして「発達障害は脳の障害ではなく、運動の質と量の低下、そして環境の変化が発達の隔たりを生んだ結果」というふうに捉えている との一文、なぜそういう考えに至ったかの流れも不明なので、ほらなんかのフィーリング何じゃないのかな。 その上、もし内容を信頼したとしても、本として出来が悪い。 ビジョントレーニングの導入というのが 19ページのチェック表で傾向を確認 間に根拠は示さない理屈を挟んで 88ページのチェックでクセを理解 エクササイズなのかチェックなのかもわからない説明。 トレーニング説明とトレーニグのチェック項目 説明とチェック項目に間があるので、非常に確認しづらい。 といった流れで、まとまりが悪い。 なぞの肩書、ビジョントレーナー。いまはトレーナー育成にも励んでいる。 なんか、気功の伝授みたいなふんわり感。