説得力皆無「1日5分! 大人の発達障害を科学的に改善するビジョントレーニング」
2021年12月24日金曜日
楽に人生変わるならそれに越したことはない。
ということで、一日5分で人生変わりそうな本をセレクト。
は?
なんだこれ。
著者の来歴からしてふわふわしている。
「早稲田大学を卒業後、ビジョントレーナーとして活動」
もはや何も言っていないレベルの経歴。これは身構えて読み進めなくては。
それで、肝心の内容は
こっちはもっとふわふわしている。
「目の周りの外眼筋のクセや緊張によって、視機能の影響が出る。」
そりゃまあ納得できる。
「その認識のせいで、発達障害のような症状が出る」
へーそうなんだー。
空間の把握が何だとか、のたまっていはいるけど、論文や研究の例などが一切出てこない。こんな本を信じる人なんているのか。
参考文献リストさえもなく、書かれていることすべてが根拠不明。
まあそれは著者の信条なのかもしれない。
私はビジョントレーナーとして「発達障害は脳の障害ではなく、運動の質と量の低下、そして環境の変化が発達の隔たりを生んだ結果」というふうに捉えている
との一文、なぜそういう考えに至ったかの流れも不明なので、ほらなんかのフィーリング何じゃないのかな。
その上、もし内容を信頼したとしても、本として出来が悪い。
ビジョントレーニングの導入というのが
- 19ページのチェック表で傾向を確認
間に根拠は示さない理屈を挟んで
- 88ページのチェックでクセを理解
エクササイズなのかチェックなのかもわからない説明。
- トレーニング説明とトレーニグのチェック項目
説明とチェック項目に間があるので、非常に確認しづらい。
といった流れで、まとまりが悪い。
なぞの肩書、ビジョントレーナー。いまはトレーナー育成にも励んでいる。
なんか、気功の伝授みたいなふんわり感。
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