『ミスター・メルセデス』S3#07#08 序章の終わり/次の手
法廷ドラマ関係なくなっちゃった
『ミスター・メルセデス』S3#07#08 序章の終わり/次の手
Mr. Mercedes
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法廷ドラマのほうが早々に解決。この手の話って、2つの物語の解決を一致させてカタルシスを二倍にするように作るかと思ったらそうでもない。別々の話がそれぞれ解決していくみたい。ルーは結局第二級殺人で有罪、しかし執行猶予付き。市民感情と法律の間を取った、日和見裁判長の英断と言える。ただそれでいいのか。『評決のとき』でも思ったことだけど、いいストーリーに乗せられて法律をツール扱いしているだけに見える。たしかに人は感情で勘定するものだけども。それにルーはブレイディの幻覚を見ていて、それに感謝しているフシもあって手放しで良かったねといえる雰囲気でもない。
一方、小説家の原稿探し。一緒に盗まれた金はそれほどの大金ではなかったようで、もう原稿探しだけになってる。手紙が一枚で20万ドルで売れるらしい。ほぼ書きがった原稿となると大金だろう。それよりもそれを追いかける人たちの哀愁が見もの。強盗実行犯モリスは劣悪な環境で育って小説だけが支えになっていて、主人公と自分を同一視しているようだ。もはや金ではないというあたりに共感がましてしまう。彼をそそのかしアルマも過去に小説家と関係が会ったの人生最良の出来事のように美化している。自分で設定した正解かもわからない救いに妄執しているようだ。
ルーのドラマはそれほど入ってこないけど、原稿を巡るてんやわんやは気になるところ。
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