『ミスター・メルセデス』S3#09#10 正念場/バーニングマン

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爪痕は残り、人生は続く

 

『ミスター・メルセデス』S3#09#10 正念場/バーニングマン

Mr. Mercedes


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おしまい。

もはや強盗犯のモリスに感情移入し終始見ていいた。原稿を持ってる少年の方は、メルセデスキラーのせいで父が怪我をして家の財政が危ういとか同情できる環境ではあるものの、まずやることが高級スニーカーを買う。できれば欲しい物より家にお金を入れる方を優先しているような描写があればバランスよく見れたと思うけど。

むしろドラマ全体で、モリスの方に比重が寄っていた気がする。

小説の原稿さえ読めば、主人公の行末さえ知ることが出来たら人生が好転すると思っているようだ。『アンダー・ザ・シルバーレイク』でも思ったことだけど、人生どこかに突破口があって裏技的にそこにたどり着けるような考えってあると思うんだ。どんよりした生活の中で、その正解さえ導き出されたらすべてが好転するようなものがあるはずだと。チンケなハウツー本とか、成功体験セミナーとか、サロンとかあたかも正解を教えてくれるかのように、当人の幸運を方法論のように語るのがもてはやされるのはそういったところからだと思う。

最後に死の淵まで小説にすがりついたモリスの姿は自分を見るかのようだった。結局見れたのは見開き2ページだけ、なにかを知ることが出来たわけじゃないだろうけど少し幸せそうにも見えた。

それで、少年一家は助かった良かったね。ってまあ、強盗の物品を金に買えたりしたので、法的には強盗殺人犯あつかいって罰は待ってるけどあまりハッピーエンドがふさわしいキャラではない気がした。

そしてドラマの主役である方のビルは、娘と再会し彼女の妊娠を知る。人生は続き、例のアイスクリーム売りのメロディが流れて終わり。不穏さは消えないが、幸せは存在しないわけじゃない。

 

さて見終わったけども、シーズン2のてんやわんやを含めても見てよかったと思う。ブレイディの心象をいろいろ考えたりもしたけれど、やっぱりシーズン3のモリスが一番心に残った。

 



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