『アンダー・ザ・シルバーレイク』人生は無意味。あなたが読み取ろうとしない限りは

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割と私の映画だと思って映画を見たい派です。

で、来ました。私の映画です。

 『アンダー・ザ・シルバーレイク』

Under the Silver Lake

 



IMDb 6.5/10 
Rotten Tomatoes    
58/100
映画.com 3.1/5   
Yahoo!映画 2.8/5   
Filmarks 3.4/5   
coco 68/100

 


主人公は、ぱっと見 何をしてるかわからない男。

仕事について聞かれても、微妙に話を逸らしたりでとらえどころがない。

なにか夢を追いかけているタイプかと思いきやそんなこともなく、漫然と生きているようすだ。私だ。

ある日、奇妙な漫画を発見し、作者に会いにったり、そこで聞いた暗号の話。近所で起きているペット殺害事件、出会った女性の失踪。それらが絡み合って驚愕の真実へとたどり着くのだろうかって話。

ようは、人生に答えなんてないのに探しちゃってこっけいだよね、でもなにかは必要だし、答えを探すこと自体には意味があるよね。そんなお話。人生は、何事かを成すにはあまりに短く、なにも成さないにはあまりに長い。

私は最近、ビジネス書的な自己啓発書的な本を読んで精神の安定を図っているところです

この手の本に書かれていることは、この映画の序盤と同じ。いろいろうだつの上がらない人生を歩んできた著者がある一つの考え方、ツールに出会って人生が変わりました。あなたもこれを獲得すれば人生は好転します。そんな眉唾話が書かれている。要は大人の進研ゼミ漫画である。

ただ、この手の夢話も読んでいる間は疑似的な希望を注ぎ込まれて多少は心が落ち着くものだ。しかし決まって訪れる感覚は、この本も私の正解ではなかった。

この映画の主人公も、暗号を解いて正解へとたどり着こうとする。しかもそれは、一度会っただけの女性を運命の開いてかのように探すという目的でだ。

ただ多少の年齢であれば気づくことだが、人生の成果は存在するものではなく、自ら設定するものだ。そこに信じて飛び込み、獲得するか、失敗から学ぶかそうやってしか成長することはできない。そして正解の道であると自ら確信を深めるために常に何かに身を投じていかなくてはならない。

で、自己啓発書的な奴は、これが正解だと声高に叫ぶ。正解かもしれないが、断言した時点でそれは嘘になってしまう。良心的な本の中には、大事なのはノウハウではなく志といってたりもする。もちろん少数派だ。

ここまで書いてきて、割とわたしの中にもそれなりに何かを得ようとする心はあるかのようだが、結局それはビジネス書の斜め読みから獲得した知識的なものであって、こころからそう言ってるわけではない。マリア様が目の前に現れて、道を示してくれたら楽だろうに、言ってくれることといえば、なすがままに、の一択である。そう、道は自分で設定せねば。

でも惑うことにも価値があるはず。映画の主人公が答えはないという答えにたどり着いたように、ながい旅から帰ってこないと、青い鳥が最初からいたということにも気づかないのだから。
 

 

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